2009.11.22

vol.290 花ぬすびと(明日香)

Photo
「いい夫婦の日」の今日、こんな歌のエピソードをアップするとは、
m-onもよほど天の邪鬼といわれるかな。
最初聴いた時には、春の歌かなと思った。
次にこの歌が世界歌謡祭(だっけか)でグランプリを取った時期が秋なので、
ああ、秋の歌なのかと気がついた。
さらにしばらくして、なんとこの歌、不倫告白の歌だと気がついてしまった・・・。
若かった日々よ。
「ごめんね」といくら謝っても、心の傷は癒えやしない。
しかしそれでも告げなければならない事情もあるということか。
「狂い咲き」するのに時間は限られている。
特に女はね・・・。
ひとのこころは儚いもの。
そんな当たり前の事に改めて気がつき愕然とする。
普段から周りをよく見て、悔いの残らない生き方をしていると、
あなたは自信を持って言えますか?

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2009.11.15

vol.289 秋冬(高田みづえ)

Memories08z
秋に思い出す歌、第二弾。(笑)
彼女の歌は「硝子坂」「私はピアノ」が有名だが、
天の邪鬼な自分はこちらの方が好みだナァ・・・。
どちらかというと演歌調な感じのこの歌、
別れの秋のシチュエーションにぴったりである。
(それだけ苦い思い出が多いと言うことか・・・)
木枯らし一号が吹く頃に、肩をすぼめて、
両手をポケットに突っ込んで、
丸い背中で目白界隈を歩いたあの日・・・。
今でもこの季節になると心が疼くのよねえ。
高田みづえもすっかり相撲部屋の女将さんということで、
女はホント、変わるのね。(苦笑)
変わらないのは男の未練と秋の冷たい北風なり。

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2009.10.19

vol.287 あの素晴しい愛をもう一度(北山修&加藤和彦)

なぜ自殺なんて。
未だに信じられない。あの加藤和彦が・・・。
「帰ってきたヨッパライ」は最初はコミックソングの極致と思ったものだが、
よくよく聴くとなんとも味があるし、耳から離れない。
そして、極め付きはこの歌である。
哀しい詞なのになんとも温かいメロディではないか。
フォークソングの代名詞と言っても過言ではないと思う。
それだけに、なぜ・・・。
なんとも悔やまれる。まだあっちの世界へ旅立つ年齢ではないだろうに。
天才は常に孤独であり、ナイーブな彼はそれに耐えられなかったと言うことなのか。
あの時、同じ花、同じ夕焼け、同じ風の中をふたり一緒にやってきたのに、
今はもう、本当に心が通わなくなってしまったということなのか。
合掌・・・。

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2009.10.16

vol.286 終止符(アリス)

Kyoto3_08
秋真っ盛り。
そんな中で秋の歌といえばこの歌が印象に残っている。
風がひんやりする今頃になると決まって思い出す。
確か、谷村新司だけでなく女性シンガーがカバーしていた気もするのだが、
いずれにしても、別れの季節にまんまはまっており、
自分と投影させてしまい落ち葉と同じようにはらはらと気持ちが沈んでくるのである。
日が短く変わっていくのと同じように、
薄暮れ時のブルーな気分そのままに寒々としたため息が漏れてくる・・・。

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2009.09.13

vol.285 愛はかげろう(三浦和人)

Kage
三浦和人というより「雅夢」といったほうがわかりやすいだろうか。
しかし、先月はじめて彼のコンサートを聴いたのだが、
懐かしさとともに、いつまでも変わらない伸びのある声に感動した。
素朴な詞とアコースティックな曲調は健在で、
思わず口ずさみたくなってしまった・・・。
中でも、大ヒットしたこの歌は歌詞を見なくても自然に出てくる。
この歌の流行った当時は、学生で一人暮らし真っ只中の日々。
雨の日に窓越しに見た景色とだぶって思い出される。
財産は何もなかったけど、
こうやって想い出に出来ることが則ち財産か。
旧い歌でも、こうやっていつまでも歌い続けることが出来るのは本当に素晴らしいことである。

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2009.09.07

vol.284 思秋期(岩崎宏美)

Mugon1
気が付けばいつのまにか秋。
今年は本当に短い夏だった気がするね。
それで、秋になって思い出すのはこの歌。
秋だけでなく、四季の想い出がちりばめられているものの、
やはりメインは秋。
秋になるともの悲しい。
秋は別れの季節。
ひと夏の想い出が色褪せて、
枯れ葉が散るのと同じように自分のこころも散っていく。
ああ、でもそれも今となっては懐かしい。
胸の奥が疼くようなこの感じ。
あんなに辛い気持ちが今はまるで他人事。
電車の窓に映るのは、落陽のオレンジか、
くたびれた黄昏色のの表情か・・・。

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2009.08.16

vol.283 盆帰り(中村雅俊)

Bon
この時期になると思い出すのはいつもこの歌。
渋滞している車の中で聞いたこともあったっけ。
1000円高速になり、そういう人は増えたのだろうか。
それでもこの歌は青春の1ページ。
帰省でもしなければ会えない仲間。
そしてあいつ。
子育てに忙しいと聞いて、飲み会に誘うのを躊躇する。
昔はそんなの無用の気遣いだった仲間なのにね。
大人になって
分別が邪魔をして
大事なものを遠慮する歳になった。
あの色とりどりだった想い出もいつのまにか色褪せてしまったね。
いつかもう一度、会う時はお互いどんなに変わっていることだろう。
盆帰りの車の中で、ふとそう思う。

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2009.08.02

vol.282 夏休み(吉田拓郎)

Summer
呼吸器疾患を患い、コンサートをキャンセルなんて、
拓郎らしくない。
だけど、天野や清志郎のようになってほしくないというのも事実。
往年の青春フォーク・シンガーたちももうそういう歳になってしまったというのは、
なんとも歯痒いというか、現実は厳しいものである。
高齢社会、少子化などと世間では騒ぐが、
その反動というか、表裏の関係のようにさえ思えてくる。
然るに、夏休み。
あの暑い、蝉の声。虫取り網。
したたる汗と照りつける太陽。
だけどちっとも嫌じゃなかった。
それこそ、自分の未来は永遠に続くような錯覚。
そして8月の終わりには日焼けした肌が瘡蓋になって破けるように、
名残惜しい夏と宿題に追われる日々が瞼に焼き付いている。
そんなかえってこない青春の夏とはだいぶかけ離れてしまった今年の夏。
あの夏休みは、もう二度と戻らないのか。

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2009.07.01

vol.281 潮騒のホテル(N.S.P)

天野さんが亡くなってもう4年が過ぎる。
毎年この命日を忘れることはない。
今年も多忙の中、この日だけはなんとか更新出来た。
この歌、はじめはあまり好きな歌ではなかった。
けれど、亡くなって改めて口ずさんでいると、
なんとも言えない心地よさ、
メロディの素晴らしさに心洗われるようになった。
折りしも先週末はちょっと小旅行だったしね。
清志郎、三沢光晴、マイケル・ジャクソン、
このところ、業界の大御所がどんどんいなくなっている。
こちらの世界よりあちらの世界の方がずっと住みやすい、
なんてことになりそうである。
でも、天野サウンドが自分の中で生き続ける以上、
死ぬまでN.S.Pを聴き続けるだろう・・・。

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2009.05.31

vol.280 東京ららばい(中原理恵)

Tower4
このところ、毎日が多忙で目まぐるしく、
過去をふりかえる余裕がない。
先日も東京出張の帰りに、雨に霞む摩天楼のライトを見ながらふっと思い出した。
そう、この歌である。
当時はこんなシチュエーションを経験するには子供であった。
しかし、今この歌の相手の男のような年齢となり、
そしてため息をついている。
夢がない明日がない人生は戻れない
ないものねだりは、当時でなくいま、なのだろうか・・・。

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2009.05.05

vol.279 パパの歌(忌野清志郎)

Omoide05
ロックの神様・忌野清志郎逝く。
なんでいいミュージシャンばかりが先を急ぐようにいなくなるんだろう。
「雨上がりの夜空に」「スローバラード」もいいが、
個人的にはよくカラオケで歌ったのでこれを載せよう。
いつかこんな父親になりたいと思っていたが、
いつのまにか、そんなことも忘れてしまう年齢に・・・。
果たしてこの歌のようなパパになれたのであろうか?

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2009.04.26

vol.278 そばにいるね(青山テルマ)

Sakura
まあ、なんというか、若者向きの歌ではある。
詞はいいよね。
これが、アイドルが歌うと、「そばにいてね」
さらに、演歌調だと、「そばにいてよ」
になるんだろうか。
うう〜む・・・。

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2009.03.14

vol.277 Fascination(門あさ美)

Mercian01
ウォークマン(カセットの)に入れてこっそり聴いていた曲(苦笑)である。
この艶っぽさは30年経った今聴いても全然違和感がない。
時代を先取りしすぎた歌、といえるのではないだろうか。
先日、ラジオの特番でコッキーポップを聴いたが、
そこでもかかっていて懐かしくなった。
あまり露出が多くなかったせいか、
門あさ美ってどんな顔をしていたのか思い出せないのよね。
なんだか色っぽさという点では負けていたような気がするし、
その際どい歌詞とは随分ギャップがあったと思う。
今もどこかで歌っているのだろうか・・・。

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2009.02.22

vol.276 けれど生きている(かぐや姫)

Sunrise
かぐや姫で一番好きな歌が実はこれ。
「人生」をうたう歌というカテゴリを作るなら、
間違いなく自分はこれを1,2に選ぶだろう。
他にも、
思えば遠くへ来たもんだ
人生(たび)の空から
人生が二度あれば
が挙げられようか。
(要は、そういうカテゴリということです・・・)
長く生きればこそ、また、多くの艱難辛苦があればこそ、
胸の中に積もっていく埃の量に耐えきれなくなりそうで・・・。
「悟る」とはこういうことを言うのだろうか?

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2009.02.01

vol.275 白い靴下は似合わない(アグネス・チャン)

Dali
当時、熱烈なアグネスのファンというわけではなかったが、
この曲はなぜか耳に残り好きだった。
荒井由実の作詞作曲、石川ひとみで言う所の「まちぶせ」パターンか。
いやいや、それまでの可愛い子ちゃん路線からぐっと大人らしさを演出した失恋歌を出したという点では、
「ひとりぼっちのサーカス」パターンに近い。
こういう比較をすると、ますますひとみさんの売り出し方のミスマッチが際だってくると言うものだが、
それはさておき、アグネスのファルセットには痺れたね。
さすがに当の荒井由実でさえ、セルフカヴァーには入れていなかった(はず)。
それにしても、歳を取っても、アグネスのあの若々しさも変わっていない。
大学の講師などを務める才女という意味でも、
数カ国語を繰る彼女ならではと言うことか。

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2009.01.28

vol.274 えいさ(ジェロ)

Alta
発売と同時にアップした曲なんてもしかしてはじめてだろうか!?
しかし、ジェロは本当に日本人以上に日本のこころがわかっている黒人歌手である。
(やや、演歌と言うには難あり、の気もしないでもないが)
でも、いいものはいいよね。
さすが一青窈の詞だけある。
一歩踏み出せない、待つだけの女(今では死語か!?)をよく醸し出している。
こういう女に憧れる、
逆に待つだけの「忍ぶ愛」の男のほうが多いんではなかろうか・・・。

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2009.01.09

vol.273 さよならだけは言わないで(五輪真弓)

Koma06
さて、2009年初めての更新がこんな暗い歌で恐縮だが、
まあこのブログで取り上げる以上、いつものことなのでお許し願いたい。
学生時代、一人暮らしを始め、
アルバイトをして初めて買ったレコードがこれである。
ラジオから流れるイントロが妙に切なく、
また、歌詞も本当にどん底まで墜ちていくようなつらい詞なのだが、
とにかくなぜか惹かれてしまった歌なのである。
女性の立場でもこんなつらいことってあるのだなと、
もてない自分に慧眼したものであった。
切なさに酔っていたというか、
今思えば恥ずかしい限りなのだが、
あの甘酸っぱい想いは身をよじるような若気の至りであろうか・・・。

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2008.12.23

vol.272 サイレント・イブ(辛島美登里)

Eve
今年もクリスマスがやってきますね。
あなたは今、どうしているでしょう。
西洋の宗教行事とは無縁の仕事ながら、
昔、くれたカードとお菓子を思い出しています。
昨年は暮れに久々に会ったけれど、
今年はまた疎遠になり、
きっかけが掴めずにこんな年の瀬になってしまいました。
幸せにしているなら、いいんだ。
そんな負け惜しみのような、捨てぜりふのような、
ため息が寒さにつられてもれてきます。
ひとつひとつ階段を上がると言うことは、
どこか浮世から遠ざかっていくもの。
もう、あの頃には戻れない。
年末の気忙しさと喧噪にかき消され、
憂鬱な気分はイルミネーションのハレーションに溶け込んでいく・・・。

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2008.12.04

vol.271 キャンドルライト(N.S.P)

久々のNSPの曲であるが、
X'masもほど近いこの季節になると思い出すこのシチュエーション。
いつも後悔ばかりの後ろ向きだった自分の気持ちをよく代弁してくれている。
蝋燭の(それも安っぽい)炎のゆらめきが瞼の裏によみがえる。
クリスマスはいつもひとりだったから、
こういうのになれていなかった自分はいっぱいいっぱいで、
スマートな会話はおろか、何を話したか今では全く思い出せないけど、
君の瞳に映る蝋燭のゆらめきだけは確かなことなんだ。
もうずいぶん過去のことだけど、満ち足りていた。
未来のことなんて考える余裕もないくらい君を想っていたよ。
あの消さないようにそっと手に取った蝋燭の炎のように、
もっと大切に扱えばよかったかな・・・。
でも、永遠に消えない蝋燭はないし、
胸のどこかでそれも分かっていたのも事実。
ぽっかり空いた穴の奥には、ふっと消えた暗闇がそのまま見える。

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2008.11.08

vol.270 世迷い言(中島みゆき)

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この季節になると、中島みゆきを聴きながら熱燗で一杯やるのが楽しみだ。
特に、「わかれうた」「ひとり上手」の頃の侘びしい歌がいい。
そして、今回はこの歌。
歌の中に「回文」まで出てくるし、もう最高に酒の肴にあっているね。
あの頃、ひとりで淋しかった。
世間を呪い、流行をうらみ、
またお金も能力もない自分をのろった。
若さに任せて尖っていたものである。
それが、いつのまにか丸くなり、そしてひとりに逆戻り。
くだを巻くのも、この歌を聴きながらなら許して貰えるかな?

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