2009.07.01

vol.281 潮騒のホテル(N.S.P)

天野さんが亡くなってもう4年が過ぎる。
毎年この命日を忘れることはない。
今年も多忙の中、この日だけはなんとか更新出来た。
この歌、はじめはあまり好きな歌ではなかった。
けれど、亡くなって改めて口ずさんでいると、
なんとも言えない心地よさ、
メロディの素晴らしさに心洗われるようになった。
折りしも先週末はちょっと小旅行だったしね。
清志郎、三沢光晴、マイケル・ジャクソン、
このところ、業界の大御所がどんどんいなくなっている。
こちらの世界よりあちらの世界の方がずっと住みやすい、
なんてことになりそうである。
でも、天野サウンドが自分の中で生き続ける以上、
死ぬまでN.S.Pを聴き続けるだろう・・・。

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2009.05.31

vol.280 東京ららばい(中原理恵)

Tower4
このところ、毎日が多忙で目まぐるしく、
過去をふりかえる余裕がない。
先日も東京出張の帰りに、雨に霞む摩天楼のライトを見ながらふっと思い出した。
そう、この歌である。
当時はこんなシチュエーションを経験するには子供であった。
しかし、今この歌の相手の男のような年齢となり、
そしてため息をついている。
夢がない明日がない人生は戻れない
ないものねだりは、当時でなくいま、なのだろうか・・・。

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2009.05.05

vol.279 パパの歌(忌野清志郎)

Omoide05
ロックの神様・忌野清志郎逝く。
なんでいいミュージシャンばかりが先を急ぐようにいなくなるんだろう。
「雨上がりの夜空に」「スローバラード」もいいが、
個人的にはよくカラオケで歌ったのでこれを載せよう。
いつかこんな父親になりたいと思っていたが、
いつのまにか、そんなことも忘れてしまう年齢に・・・。
果たしてこの歌のようなパパになれたのであろうか?

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2009.04.26

vol.278 そばにいるね(青山テルマ)

Sakura
まあ、なんというか、若者向きの歌ではある。
詞はいいよね。
これが、アイドルが歌うと、「そばにいてね」
さらに、演歌調だと、「そばにいてよ」
になるんだろうか。
うう〜む・・・。

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2009.03.14

vol.277 Fascination(門あさ美)

Mercian01
ウォークマン(カセットの)に入れてこっそり聴いていた曲(苦笑)である。
この艶っぽさは30年経った今聴いても全然違和感がない。
時代を先取りしすぎた歌、といえるのではないだろうか。
先日、ラジオの特番でコッキーポップを聴いたが、
そこでもかかっていて懐かしくなった。
あまり露出が多くなかったせいか、
門あさ美ってどんな顔をしていたのか思い出せないのよね。
なんだか色っぽさという点では負けていたような気がするし、
その際どい歌詞とは随分ギャップがあったと思う。
今もどこかで歌っているのだろうか・・・。

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2009.02.22

vol.276 けれど生きている(かぐや姫)

Sunrise
かぐや姫で一番好きな歌が実はこれ。
「人生」をうたう歌というカテゴリを作るなら、
間違いなく自分はこれを1,2に選ぶだろう。
他にも、
思えば遠くへ来たもんだ
人生(たび)の空から
人生が二度あれば
が挙げられようか。
(要は、そういうカテゴリということです・・・)
長く生きればこそ、また、多くの艱難辛苦があればこそ、
胸の中に積もっていく埃の量に耐えきれなくなりそうで・・・。
「悟る」とはこういうことを言うのだろうか?

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2009.02.01

vol.275 白い靴下は似合わない(アグネス・チャン)

Dali
当時、熱烈なアグネスのファンというわけではなかったが、
この曲はなぜか耳に残り好きだった。
荒井由実の作詞作曲、石川ひとみで言う所の「まちぶせ」パターンか。
いやいや、それまでの可愛い子ちゃん路線からぐっと大人らしさを演出した失恋歌を出したという点では、
「ひとりぼっちのサーカス」パターンに近い。
こういう比較をすると、ますますひとみさんの売り出し方のミスマッチが際だってくると言うものだが、
それはさておき、アグネスのファルセットには痺れたね。
さすがに当の荒井由実でさえ、セルフカヴァーには入れていなかった(はず)。
それにしても、歳を取っても、アグネスのあの若々しさも変わっていない。
大学の講師などを務める才女という意味でも、
数カ国語を繰る彼女ならではと言うことか。

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2009.01.28

vol.274 えいさ(ジェロ)

Alta
発売と同時にアップした曲なんてもしかしてはじめてだろうか!?
しかし、ジェロは本当に日本人以上に日本のこころがわかっている黒人歌手である。
(やや、演歌と言うには難あり、の気もしないでもないが)
でも、いいものはいいよね。
さすが一青窈の詞だけある。
一歩踏み出せない、待つだけの女(今では死語か!?)をよく醸し出している。
こういう女に憧れる、
逆に待つだけの「忍ぶ愛」の男のほうが多いんではなかろうか・・・。

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2009.01.09

vol.273 さよならだけは言わないで(五輪真弓)

Koma06
さて、2009年初めての更新がこんな暗い歌で恐縮だが、
まあこのブログで取り上げる以上、いつものことなのでお許し願いたい。
学生時代、一人暮らしを始め、
アルバイトをして初めて買ったレコードがこれである。
ラジオから流れるイントロが妙に切なく、
また、歌詞も本当にどん底まで墜ちていくようなつらい詞なのだが、
とにかくなぜか惹かれてしまった歌なのである。
女性の立場でもこんなつらいことってあるのだなと、
もてない自分に慧眼したものであった。
切なさに酔っていたというか、
今思えば恥ずかしい限りなのだが、
あの甘酸っぱい想いは身をよじるような若気の至りであろうか・・・。

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2008.12.23

vol.272 サイレント・イブ(辛島美登里)

Eve
今年もクリスマスがやってきますね。
あなたは今、どうしているでしょう。
西洋の宗教行事とは無縁の仕事ながら、
昔、くれたカードとお菓子を思い出しています。
昨年は暮れに久々に会ったけれど、
今年はまた疎遠になり、
きっかけが掴めずにこんな年の瀬になってしまいました。
幸せにしているなら、いいんだ。
そんな負け惜しみのような、捨てぜりふのような、
ため息が寒さにつられてもれてきます。
ひとつひとつ階段を上がると言うことは、
どこか浮世から遠ざかっていくもの。
もう、あの頃には戻れない。
年末の気忙しさと喧噪にかき消され、
憂鬱な気分はイルミネーションのハレーションに溶け込んでいく・・・。

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2008.12.04

vol.271 キャンドルライト(N.S.P)

久々のNSPの曲であるが、
X'masもほど近いこの季節になると思い出すこのシチュエーション。
いつも後悔ばかりの後ろ向きだった自分の気持ちをよく代弁してくれている。
蝋燭の(それも安っぽい)炎のゆらめきが瞼の裏によみがえる。
クリスマスはいつもひとりだったから、
こういうのになれていなかった自分はいっぱいいっぱいで、
スマートな会話はおろか、何を話したか今では全く思い出せないけど、
君の瞳に映る蝋燭のゆらめきだけは確かなことなんだ。
もうずいぶん過去のことだけど、満ち足りていた。
未来のことなんて考える余裕もないくらい君を想っていたよ。
あの消さないようにそっと手に取った蝋燭の炎のように、
もっと大切に扱えばよかったかな・・・。
でも、永遠に消えない蝋燭はないし、
胸のどこかでそれも分かっていたのも事実。
ぽっかり空いた穴の奥には、ふっと消えた暗闇がそのまま見える。

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2008.11.08

vol.270 世迷い言(中島みゆき)

Img_0354
この季節になると、中島みゆきを聴きながら熱燗で一杯やるのが楽しみだ。
特に、「わかれうた」「ひとり上手」の頃の侘びしい歌がいい。
そして、今回はこの歌。
歌の中に「回文」まで出てくるし、もう最高に酒の肴にあっているね。
あの頃、ひとりで淋しかった。
世間を呪い、流行をうらみ、
またお金も能力もない自分をのろった。
若さに任せて尖っていたものである。
それが、いつのまにか丸くなり、そしてひとりに逆戻り。
くだを巻くのも、この歌を聴きながらなら許して貰えるかな?

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2008.10.11

vol.269 駅(竹内まりや)

Lakestar04
秋になると思い出す。
あいつがこの歌を好きだったことを。
時々口ずさむやるせない笑顔を。
同じ方向を向いているつもりでも、どこかすれ違い。
うつむいた視線の先には、僕は映っていなかったということか。
いま、幸せかい?
近況を知らせるメールはいつも焦点がぼやけた挨拶ばかり。
素直になれなかったのは僕だけじゃなかったということか。
秋風がぽっかり空いた穴を吹きすさぶ。

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2008.09.21

vol.268 泣いていい日まで(柴田淳)

Tsuki2
新しいアルバムでふと聴いたこの歌、
不覚にも落涙。
癒し系とはいえ、ここまでツボを押されると止まらない。
それだけ一心不乱に頑張ってきたと言うことか。
脇目もふらず、我慢して、耐えに耐えて。
いつかわかってくれるひとがひとりでもいればと信じて。
こころの叫びを代弁してくれてありがとう・・・。

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2008.09.04

vol.267 庭先に夕闇(N.S.P)

今頃の季節にぴったりの曲だね。
もう秋のはずだけど、なんと蒸し暑い、季節感のない日々です。
N.S.Pのいいところのひとつに、季節感を感じられる、
歳時記的な曲が多いというのがあると思う。
この歌もそのひとつだし、天野の唄いにあわせたふたりのスキャットがまた息がぴったりで惚れ惚れするのね。
夏の終わりに、天野、なに思う・・・。

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2008.08.10

vol.266 I AM YOUR SINGER(サザンオールスターズ)

Hanabi2008
いよいよ最後のサザンのシングル(?)である。
この大輪の花火のように花開く一枚になるだろう。
30周年と言うことで、もうそんなに経ったのかという思いと同時に、
続けていくことの素晴らしさを感じている。
泣いても笑っても、サザンはサザン。

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2008.07.01

vol.265 コンクリートの壁にはさまれて(N.S.P)

エレキギターの音色が耳に心地よい、NSPの初期の頃の作品。
また今年も天野の命日がやってきた。
毎年しんみりとこの日を迎えるのであるが、
たまにはこういう派手なのもいい。
初期の頃のライブでは、この手のロックも多く披露していたね。
平賀のベースと相まって、本当に心地よいサウンドを楽しんでいた。
今考えると、音楽的には未完成でも、
初期の頃の方が自由に、やりたいように歌っていたようにきこえてくる。
ここでいう「コンクリートの壁」の高さなどものともせずに。
またひとつ、NSPに新しい発見・・・。

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2008.06.28

vol.264 夜明け(松山千春)

Jazz06
一命を取り留めたと言っていいのだろうか。
なんにしても、またひとり、大好きなアーティストを失わずにすんでよかった。
千春で思い出すのは、この歌。
ねっとりと歌う、暗い夜が明けていくような、
ひとすじの光が差すような、そんな雰囲気が好きな歌である。
やまない雨はない、明けない夜はないのであるから、
いつまでも下を向いていないで、歩き出そう・・・。

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2008.06.22

vol.263 ほおずき(グレープ)

Suitoya
今日はあいつの誕生日。
今頃、どうしているだろう。
この歌のように、祭りの夜にふたりで出かけたのはいつの頃か、
もう忘れてしまった。
いつかは別れる運命なんて、つきあってるふたりには知るよしもない。
それとも君は、わかっていたのかい?
そんな予感を感じる、夜の歌・・・。

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2008.06.05

vol.262 うらみ・ます(中島みゆき)

Nakasu
世の中への拒否感がじわじわと伝わってくる。
絶望、喪失、儚い夢、逃避、すべての「負」のイメージ。
こんな思いを歌にのせることに何の意味があろうか。
ただそばにいてほしい、話を聞いてくれるだけでいい。
そういうときって、誰にでも一度くらいはあるよね。
今がその時なのか。
不幸を一身に背負って、
誰かと比較するから悔しさが滲み出てくると言うことなのか。
雨の季節と同じように、しばらく晴れ間は見えそうにない。

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